2020.07.01
アーレンキーの話をしようじゃないか。
こんちは。店長です。
川崎在住の皆さん知ってましたか??

川崎地元応援券。1冊10,000円で13,000円分のお買い物ができます。要は30%お得になります。
1人5冊まで変えて、例えば4人家族なら4冊20万分買えば6万お得に!!
総額113億円配布なので、結構大規模事業な筈なのですが…宣伝不足なのか全く申し込み
がないようで、申し込み低調が新聞の記事になってしまっています。
結構お得なんだけどね。もったいないな~
もちろんPOPも利用店舗になっておりますので、是非ともご利用を!!
(申込みは明後日7月3日金曜日までになっています。)
さてさて、今日は店長の工具の話だぞ。
飛ばすぜ。ついて来れる奴だけついて来い!!

自転車の工具で一番使うのはやっぱり「六角レンチ」。
スポーツバイクなら4・5・6持ってれば何とかなるかな。(最近は2.5mmも多いか)
この「六角レンチ」ですが、色々と呼び名がありまして、
みんな大好きWikipedia先生によりますと、六角レンチはもちろん。
六角棒レンチ(JIS正式名称)。ヘキサゴンレンチ。へレックス。
と沢山の呼び名がありますが、私が一番使う呼び名は「アーレンキー」。
アーレンキーと言う呼び名はWikipedia先生もおしゃっておりますが自転車業界ならではみたいですね。
自分は先輩から「この工具はアーレンさんが開発したからアーレンキー。」と教わりましたが
Wikipedia先生によるとアメリカのAllen社が開発した工具だからAllen Keyと言う事で御座います。
そんな訳で、自転車屋のブログなので「アーレンキー」と呼ぶことにしましょう。
単なる六角の棒をL字に曲げただけ。の非常にシンプルな工具ですが自転車と同じく奥が深い。
私は人生の半分の20年は自転車業界にいますからね、その間色々なアーレンキーを使ったわけです。
メーカーとしては、PB、BONDHUS、WERA、ミトロイ、エイト、アサヒ、ベッセルなど。
時代により流行りがあって、昔はPB。その後WERA。今はエイトでしょうか。
選ぶポイントは、1・精度 2・剛性(粘り) 3・面取り の三点。

1、精度(仕上げ)
精度は、まぁ。ちゃんとしたメーカー選べば問題ないです。
そもそも自転車に使われているネジの方は、そこまで精度が出てるとは思えない。
気を付けないといけないのは、どのような仕上か?です。アメリカ系(パークツール、要はBONDHUS)
は被膜が薄い黒染め加工の物が多く精度を上げています。
他のメーカーはハードクロムメッキが多い。専門家じゃないからわからないですが恐らく
ハードクロムメッキの方が被膜厚いと思うので工具作りとしては高度な技術いるんじゃないかな。
で、どれがいいの??ということですが、最初に言ったようにちゃんとしたメーカーなら精度的にはOK。
ですが、ちゃんと精度があっても黒染め加工は安い工具(100均工具)にも使われているので、
安っぽいイメージが・・なのでちゃんとしたメーカー(エイト、PB等)の見た目が、
綺麗なメッキ加工したアーレンキーがおすすめです…
2、剛性(粘り)
写真。アーレンキーが、すごく粘ってるの解りますか??
工具も自転車も、剛性は力を伝える伝導率に比例します。
硬いフレームだったら、漕いだ力がそのまま伝わるので進むバイクになりますが路面からの衝撃も
拾うので乗り心地は悪くなります。
やわらかいフレームだと漕いだ力が逃げるので進まないバイクですが路面からの衝撃は逃がして
くれるので乗り心地は良くなります。
アーレンキーも同じで、剛性があると固くしまったネジも楽々回せますが、剛性が高い
アーレンキーはとても使いづらく直ぐに手が痛くなります。(個人の意見ですが…骨にくる。)
これは自転車も同じですな。工具メーカーの人に聞いた事はないのでわかりませんが、
剛性がある工具だとネジへのダメージもあるのかな?と思います。
自分なりの、ちょど良い粘りを持ったアーレンキーを探すのはフェーリングの問題なので、
最後は色んなメーカーをひたすら試すしかないですが、
WERAのように持ち手が丸くなっているものは剛性は高いし、
持ち手の表面がザラザラしていると、ブラスト加工をしているので剛性を高めてるなど見た目で、
メーカーのコンセプトが見えてきます。
自転車だとTTバイクが剛性が高いのは見ればわかりますね。
そんな感じで形状で推測していくのが面白い。ここは自転車選びと似ている所です。
アーレンキーも自転車も素材・形状・加工などで使い心地や乗り心地が変わるのが面白いところですね。

3、面取り
面取りとは先端の部分の斜めに削る加工のことで、
アーレンキーをネジの六角溝に入れるのをスムーズにする加工です。
面取りが大きいと六角溝に入りやすいので作業効率は上がりますが、
ネジと工具の接地面は少なくなるので、伝導率は低くなります。
特に自転車だと六角溝が浅いネジが多いので、
面取りが大きいと接地面が少なくなりネジをなめてしまいます。
そこで流石は自転車工具専門メーカーのパークツールのアーレンキーは面取りを少なくする事で、
自転車によく使われる六角溝の浅いネジを回した時も、広い接地面を確保しています。
その他はWERAがHEX PLUSと言う面接触形状を採用していますね。
工具屋さんでアーレンキーを見比べると、各社面取り部分が大きさが違うので見比べてみると面白いです。
固く締まったネジや、なめたネジを回すように、
古い工具を、わざと面取り部分を削ってフラットにしたものを工具箱に入れておくと、
いざというとき役に立ちますよ。
と、まぁ選ぶ際のポイントはこんな感じなんですが結局、
色々なメーカーを使って私が今たどり着いたのは意表をついて、

自転車パーツブランドのgrungeの100°ヘックスレンチ。
工具メーカーではなくあえて自転車パーツブランドです。
正直、工具メーカーのアーレンキーは汎用的で自転車用に特化しているわけではありません。
その点、このgrungeのアーレンキーは今までなかった考えでレンチ角度を100°にしたり,
アームを長くしたり自転車整備に特化して非常に使いやすいです!!
剛性も程よい感じでここ二年位はこいつを使っています。特にこのレンチ角度100°が絶妙!!
私のストック分も含めて常時在庫してますので是非お試し下さいませ!!
最初と最後は宣伝になりましたが、皆さんも拘った自転車の整備は拘った工具でやりましょう!!
